入試対策 英語

各教科、入試対策の肝を書いておきます。

想定として、県内トップの翠嵐・湘南レベル。このレベルの高校を受験する生徒がどれくらいのレベル感で進めているのかが伝わればと考えています。

「え、翠嵐・湘南なんて無理!」

と思われるかもしれません。しかし、そう思う時点で気持ちで負けているのです。もちろん、全員翠嵐・湘南に無理やり受けないといけない、ということはありません。

ただ、集団授業のレベル感としては基本的にはゴールからの逆算で進めています。

高得点勝負、ミスしたら負けるのが高校受験です。

どの教科も満点を取れるように、これを一番に考えて授業を組み立てています。



英語

英語の対策は

リスニング大問1、文法大問2から5、長文読解6から8

に分けられます。


まず、リスニングに関してですが、原則して読めない文章はリスニングでは理解できない。

これを覚えておいてください。当然ですがリーディングよりリスニングの方がスピードが必要です。リーディングであれば一度スルーをしても読み直せますが、リスニングではそれができません。

だから、まずリーディングができなければリスニングは難しいのは当たり前のことです。


そこで、基本的にはリーディングを鍛えながらリスニングを鍛えていきます。


リーディングの基本は高校受験であれば直訳です。ただし、直訳だからと言って日本語の語順にする必要はありません。英語の語順のまま「直接」訳していく。これを直訳と定義しています。


リーディングの点数が悪い場合、公立高校レベルの英語であれば、「直訳」ができていないこと。

これが原因です。


では、どうして直訳ができないのか。それは、単語と文法に課題があるからです。ただ、そんなことを書かれても当たり前過ぎることです。誰でも知ってます。

なので、もう少し単語と文法がわからないを深堀りしてみましょう。


単語がわからないには、次の3つがあります。

1、単語を知らない

2,単語使えない

3,訳してるけど文の意味がわからない



このうち、1が多い場合は、単純に単語を覚えるために

・読む

・書く


を徹底しましょう。単語が覚えられない生徒の特徴として、単語が読めないというのはよくあることです。読めない単語は当然覚えられません。

また、書くというのも有効な暗記の手法です。英語は7割は綴と読みがリンクしています。ですので、読めれば書けますし、書いていく中でアルファベットと発音の規則もわかって来ます。


高校生になれば見るだけで覚えられるようになりますが、中学生のうちはしっかり書きましょう。頭に綴りと発音を刷り込んでください。


2つ目は、長文で思い出せないことが多かったり、英作でかけないといった単語を使えない、という意味の単語が覚えられない、です。


この場合は、文中や問題での単語の役割がわかっていない場合がほとんどです。


では、どうすればいいのか。私は品詞をセットで覚えることを勧めています。


英語で品詞を覚えない人は多いですが、品詞の理解は感覚で読める国語よりルールが無意識にはわからない英語でこそ威力を発揮します。


品詞を理解し覚えることで、文中での単語の役割がわかり、すぐに単語が出てきます。


3つ目の場合は、2つ目とも関わっていますが、2つ目が使い方がわからない状態なのに対して3つが目は多義語が見抜けていない点で読めない、この点で別のものと定義します。



まず、この世界に存在するすべての単語は多義語です。

人によって微妙に解釈が異なるものです。


なんだなんだ、評論文でも始まるのか、という話ですが、これは事実です。


例えば、犬。この犬というワードであなたは何を思い浮かべましたか?

ゴールデンレトリーバーを思い浮かべた人もいれば、柴犬を思い浮かべた人もいるでしょう。

ただ、犬という字を思い浮かべた人もいると思います。


このように、その単語が使われる場面は数千・数万と存在し、しかもすべての言葉は概念でしかないため、必ず使う人によって、場面によって解釈が異なる多義語なのです。

もちろん、犬くらいであればラブラドールレトリーバーを柴犬と考えてもそんなに問題はありません。


しかし、これがsubjectの場合はどうでしょうか?



科目と訳すか主題と訳すかで意味は異なってきます。


僕らは日本語であれば、文脈に合わせて無意識に多義語の意味を「チューニング」し、その文に当てはまる最適な形で単語を訳すことができます。

しかし、英語の場合これができない場合が多いです。


では、どうすればいいのか。これには実際の英文を読んで訳していく経験が必ず必要になってほしいきます。


これが、みやうち塾の授業で読解を重視している理由です。文法も単語も文章中で覚えるべきなのです。

次に文法ですが、

空欄補充

整序問題

場面英作


この3つが神奈川入試の典型です。


細かい対策は毎週のランキングテストで伝えています。

だから、すべての問題に通じることを書いておきます。

それは、英文ぽう問題は逆算で解く、これが基本です。

例えば、整序問題に

make

があったとしましょう。


この瞬間に

makeの意味が「作る」だけでなく、


make 人 物 →人にものを作る


make O C → OをCにする


make 人 do 人にdoさせる


ここまでは浮かばなければいけません。


そして、他の単語を見ながら、どの意味で使われているのかを1つ1つ分析していきます。


理想は、使役動詞のmakeから、haveやletも浮かんでほしいですし、tell 人 to doの原形ではない不定詞も浮かんでほしいのです。(これができれば、単語の並びから何で引っ掛けに来ているかもわかります。そして、使わない1単語を見抜けます)


もちろん、そんなことしなくても適当に並び替えれば文が作れる、と思うかもしれません。


でも、これだとたまたま思いいつけばいいですが思いつかなかったときに終わりです。それではマンテンは取れません。

何度も言うように、高校受験の英語は余裕です。他の教科より圧倒的に満点とれます。取れなかったら頭おかしい、これはパワーワードですが、日頃からこれくらい追い込んで勉強するべきです。

その際、この逆算で解放を見抜くという勉強は超重要です。


これを身につけるためのテストがランキングテスト。

わかってもらえましたか?


全くわからなかったという皆さんは、この記事を見た今から、逆算の発想を持ちましょう。

そして、本番では英語は100。やはり100 点はでかいです。狙って取りにいきましょう。



最後にリスニングです。

正直、リスニングは教えるというより、「鍛える」方が重要です。


何度も聞きながら発音と意味を確認する。これが遠回りなようで近道です。

その際、次の3つは代表的な練習方なので載せておきます。


音読→実はリスニング対策にもなります。速く読める=脳が速く英文を処理できる、なのでリスニングにもいきます。また、cdを聞きながらあとを追うシャドーイングなどもおすすめです。



ディクテーション→cdを聞きながら書き取る練習です。面倒ですが一番力がつきます。(いつも定期テスト前にやってますね。きちんと書いてますか?)


・口頭直訳→長文をすべて口頭で訳していく練習です。模試や過去問の直しなどで実施するといいです。書くと時間がかかるので口頭で訳しラインなので録音します。この口頭直訳が速いとリスニングははやくなります。


ここで気をつけていただきたいことは、最終的には英文は訳さずに英文のまま里海するのが目標、ということです。


I like soccer.


これを見て、皆さんはいちいち訳しますか?訳さないと思います。

でも

訳さずにわかるのは何回もI like soccer.を見ているからです。


最初からは無理です。だからこそ、一度直訳や英文解釈を挟んでいる訳です。



しかし、最終目標は、そのまま英文を理解する。そして、リスニングは、そのまま理解出来るレベルにならなければいつでも満点派難しいでしょう。


ここを目指してリスニングも頑張っていきましょう。